先週末、近場の梅林で地面に落っこちている梅の実を拾ってきて、大量の梅ジャムを作ったので、作り方を記録しておきます。おそらく今年は200個ぐらいの実を拾ってきて、結構大きめなビン8本分のジャムを作ることができました。我が家では毎朝のヨールグトにジャムを入れるのが定番なので、毎年ただで大量に作れる梅ジャムをとても重宝しています。

なお、もちろん梅泥棒ではありません。梅林の管理人さんに確認して、落ちている梅は拾って問題ないとの返事をいただいていることは明記しておきます。

容器を煮沸消毒する

まずは出来上がった梅ジャムを入れるビンを煮沸消毒します。数分間沸騰したお湯でビンを茹でるだけです。

梅の実を水で洗う

拾ってきた梅の実を水で洗います。落ちている梅の実はナメクジとかがくっついていたりするので、表面は結構汚れていると思います。どうせこの後煮沸消毒されるので、あまり気にしてもしょうがないかもしれませんが、うちではある程度きれいに洗うようにしています。

痛んでいる部分を切り落とす

柔らかくなりすぎている痛んでいる部分や虫食いで黒くなっている部分は包丁でごっそりと切り落としていきます。元がタダで拾った梅だけに、あまり遠慮なくやれるのが良いです。元々落ちている梅なのでそれなりに痛んでいるのですが、梅ジャムにする分には問題ありません。今年で梅ジャムを作り始めて4年目ですが、特に今までにお腹を壊したり変な味がしたりしたことは一度もありません。

梅が柔らかくなるまで低温で茹でる

中の種を取り出すため、梅がやわからくなるまで茹でます。具体的には、水に梅を入れて50〜60℃ぐらいになるまで、弱火で温めていきます(面倒になって中火にすることもあります)。50〜60℃はしばらく手を入れっぱなしにして我慢できないくらいの熱さなので、手でだいたい確認できます。温度が上がったらお湯を一旦捨てて、もう一回水を入れてまた温めます。これを繰り返し、柔らかくなったものから順に取り出して次の工程に回していきます。黄色い熟した梅だと2回ぐらいで柔らかくなりますが、青い硬い梅だと5回ぐらいかかるものもあります。

柔らかくなった梅はこんな感じです。

種を抜き取る

ある程度柔らかくなっていると、手で握りつぶすだけで種を取り出すことができます。取り出す前に、梅を水につけてある程度熱を取っておかないと熱くて大変です。あと、大量の梅を握りつぶしていくと手がシワシワになるので、肌が弱い方はビニール手袋をつけてもいいかもしれません。

梅の実を包丁で刻む

種を抜いた梅の実を包丁で刻んでいきます。うちの場合は、仕上がりがあまりペースト状になりすぎると嫌なので、細かくは刻まないようにしてます。(まな板が汚いのは気にしないでください。10年ものなので...)

ザクザク刻んだ後はこんな感じです。

砂糖を入れて煮詰める

砂糖の量は、梅の実の重量の半分程度な気がします。うちの場合は味を見ながら適当に入れていくスタンスです。ただ、砂糖が少なすぎると腐りやすくて日持ちがしなくなるので、減らし過ぎには要注意です。なお、うちでは血圧が上がりにくいと言われている、三温糖やきび砂糖を使うようにしています。
まずは、フライパンに梅の実を入れます。

次に、最終的に入れる砂糖の分量の半分弱くらいを入れます。どうせ後で調整するので、適当でOKです。

弱火から中火ぐらいで焦げ付かないように温めていきます。10分ぐらいで軽く沸騰してくると思うので、弱火にします。このタイミングで最終的に入れる砂糖の量の8割ぐらいを入れます。さらに煮詰めていくと、アクが出てくるのでおたまであく取りをしていきます。(ここは写真を撮り忘れていたので写真はありません)
好みの味になるように砂糖を加えて味を調整します。全体で30〜40分くらいは茹でれば完成です。梅の刻み方が雑なので切った梅の実がそのまま見えていますね。

ビンに詰めて完成

おたまでビンに詰めていけば完成です。今年は結構大きなビン8本分になりました。ビンは100均で売ってあるのでそれを使っています。なお、去年のビンを使いまわしているので、ビンの蓋に2018と買いてあるのはご愛嬌。